智原孝行の神社紹介帖

神社好きの智原孝行が気ままに全国の有名神社をぽちぽちと紹介するブログです。

神社・神宮・宮・大社の違い

みなさん初めまして。神社巡りを趣味とする智原孝行です。
このブログは皆さまに全国の有名神社をご紹介していこうという趣旨で立ち上げてみました。

 

今回も神社を紹介しようかと思ったのですが、とりあえずその前に、今回は「神社・神宮・宮・大社の違い」について。

 


神社の呼び方には「○○神社」また明治神宮のように「○○神宮」、そして「○○八幡宮」や「○○大社」「○○社」など様々な呼び方があります。


明治神宮のように「○○神宮」と称するものには、そのほかに熱田神宮香取神宮平安神宮などがありますが、これらは古代から皇室と深いつながりを持つ神社、あるいは天皇を祭神とする神社です。

 

また北海道神宮英彦山神宮は戦後になって「○○神宮」を称しましたが、その際には特に御聴許を願い出た上で改称しています。そして「神宮」といった場合、これは伊勢の神宮を指します。「伊勢神宮」は通称で「神宮」が正式な名称です。


「○○宮」には鎌倉宮のように親王を祭神とする神社のほかに、筥崎宮のように古来から「○○宮」と称する神社があります。また東照宮・水天宮・天満宮八幡宮のように伝統的な呼称(神仏習合時代に成立した呼称が多いようです)に基づくものもあります。


「○○大社」については、かつての官国幣社制度の下では出雲大社だけが「大社」を称しました。しかし、戦後になってからは住吉大社春日大社諏訪大社三嶋大社富士山本宮浅間大社などのように「大社」の呼称が増加しています。


この基準としては、全国に多数ある同名の神社の中で宗社にあたる神社であって、旧社格が官幣大社国幣大社であることを基本としています。いずれにしても今日では、これら呼称の違いは神社の格の上下を律するというより、由緒に定められているものといえます。


「○○社」の称号は、大きな神社から御祭神を勧請した神社に用いられ、神明社や天神社などがあります。

 

それでは今回の「神社・神宮・宮・大社の違い」、智原孝行がお送りしました