智原孝行の神社紹介帖

神社好きの智原孝行が気ままに全国の有名神社をぽちぽちと紹介するブログです。

桃太郎にゆかりのある神社といえば…岡山【吉備津彦神社】!

みなさんこんにちは!

神社巡りを趣味とする智原孝行です。


このブログは皆さまに全国の有名神社をご紹介していこうという趣旨で立ち上げてみました。

 

さて、日本人なら幼い頃から聞いたことがあるおとぎ話『桃太郎』。

桃から生まれた男の子・桃太郎が、鬼退治の道中で出会った犬と猿、雉と共に鬼が島へ行き、人間に悪さをしていた鬼たちを倒すお話ですね。

 

桃太郎伝説が生まれた地として有名なのが岡山県です。

犬や猿、雉にあげたといわれる『きびだんご』は岡山の定番のお土産になっています。

実は岡山県には、桃太郎伝説を深い関わりのある神社があるんです!

今回はその神社【吉備津彦神社】についてご紹介します。

 

f:id:sitijijyuuitiji:20190206115243j:plain

 

吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)は、岡山県岡山市北区にある神社で、別名を「朝日の宮(あさひのみや)」といいます。創建はいつかわかっていません。岡山市の西部、備前国玉野市備前市瀬戸内市など)と備中国総社市井原市など)の境に立つ吉備の中山(標高175m)の北東麓にあります。

この吉備の中山は古来より神様が宿る山「神体山」として信仰されており、北西麓には備中国一宮・吉備津神社があります。吉備津神社吉備津彦神社は似ていますが違う神社です。

両方とも、当地を治めたとされる大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)を主祭神に祀っています。

 

大吉備津彦命古事記日本書紀に伝わる日本古代の豪族で、この辺りの地を治めていました。

この人物こそが、桃太郎のモデルだといわれています。

 

その昔、大吉備津彦命が吉備を平定する際、温羅(うら・うんら・おんら)と呼ばれる鬼を討ったという伝承が岡山県には残っています。

この伝承によると、温羅は鬼ノ城に住み周辺の地域を荒らしていましたが、大吉備津彦命は「犬飼健(いぬかいたける)」「楽々森彦(ささもりひこ)」「留玉臣(とめたまおみ)」という3人の家来とともに温羅を討ち、その祟りを鎮めるために温羅の首を吉備津神社の釜の下に封じたそうです。

桃太郎のまんまだ!…とちょっと興奮してしまいますね。

ちなみに、吉備津彦の三人の家来については「犬養縣主(犬)」「猿女君(猿)」「鳥飼臣(雉)」という豪族だという別説もあります。

それぞれ犬養縣主ゆかりの神社が岡山県笠岡市の「縣主神社」、猿女君ゆかりの神社は岡山市北区の「鼓神社」(二宮鼓神社)、鳥飼臣ゆかりの神社は岡山県都窪郡早島町の「鶴崎神社」にあるそうなので、興味のある方はこちらも訪れてみては。

 

ちなみに吉備津彦神社には桃太郎像もあります!

f:id:sitijijyuuitiji:20190206123209j:plain

 

…シュール!(笑)

犬の顔でかすぎませんか?

 

 

ではでは、本日はこの辺りで!

智原孝行でした。